順調に収益を伸ばす再生可能エネルギー供給会社
周知の通り、フランスは世界切っての原発大国である。しかし再生可能エネルギーの需要は年々増加傾向にある。6月5日のフランスサイト「Enerzine.com」では、現在急成長中の自然エネルギー供給会社「Enercoop」(エネルコープ)の取材の様子をレポートしている。
5月27日に行われたエネルコープの総会では、3年連続の収益の伸びが報告された。エネルコープはフランスで唯一、再生可能エネルギー(風力、水力、太陽光、天然ガス)を専門に、しかも生産側から直接仕入れ、電力を供給している会社である。また国内ではここのみが、「原子力発電へのアクセス制度」に同意していない。
各地方にどんどん支店を
業績の安定により、たくさんの新規事業の展開も可能になった。常に掲げるビジョンは「全ての人のための、ローカルかつ再生可能エネルギー」である。4つある協力ネットワークを通じて、着々と各地方にも「エネルコープ・モデル」が浸透しつつある。
エネルコープは電力供給会社であるが、消費者に対していかに消費電力を減らすかなどのアドバイスも行っており、家庭の消費電力をセルフ診断できるウェブツールも近日公開予定だ。
Enerzine.com
http://www.enerzine.com/Enercoop
http://www.enercoop.fr/index.asp?id=491