「持続可能」が、IKEAの新たな方針
IKEA代表のひとり、ティーヴ・ハワード氏が、今後のIKEAの経営方針として、IKEAが現在、持続可能な資源利用を考慮したリサイクルシステムを構築している最中であることをBILD誌に語った。
IKEAは世界各国に店舗を持ち、巨大な市場を掌握している。それはつまり、大量の原材料を消費しているということ。これを将来的に変えていくために、IKEA、新たなエコ・ヴィジョンを打ち立てた。
現在でも古い家具の引き取り・処分サービスは提供しているが、近い将来には、使わなくなった古い家具はIKEAに引き取ってもらってリサイクル、なんていう日がやってくるかもしれない。
長期的には、すべてのIKEA製品が再利用やリサイクルされることを目的にしていると、生物学の博士号を持つハワード氏は語っている。
配達とは逆展開となる家具の回収ビジネスモデル
ハワード氏によると、棚や机に使用されている木材は、6-7回のリサイクルが可能なはずとのこと。古い家具をリサイクルすることは、新鮮な木材に比べて、木材が乾燥しているという利点があるとしている。
しかし、古い家具を回収するためのシステムづくりでは、まだまだ解決しなければならないことがたくさんある。配達とは逆の展開となる家具の回収とリサイクルがビジネスとして成立するシステムの検討している最中だ。
すでにIKEAは、幾つかの国々で、プラスチック製品や、庭用の家具を引き取るサービスを試行している。今はまだビジネスモデルを作成している途中であり、実行に移すにはまだ何年か必要であるとのこと。
BILD
http://www.bild.de/geld/wirtschaft/ikea/ikea-setzt-auf-oekoIKEA
http://www.ikea.com/jp/en/