子どもを守りたい母親のために「日本人村」設立も検討
反原発活動を続けてきた俳優山本太郎が12日、Twitterにて海外への移住を考えている旨を明らかにした。福島原発事故後、放射能汚染された食品の流通やがれきの焼却、大飯原発の再稼働など、不安要素の絶えない日本の未来を案じ、自分自身と家族の身を守るためにも海外移住を視野に入れて下見なども行っているという。
僕はずっと2つの思いで揺れ動いている。1つは国内避難、海外脱出など、「自分の為だけに生きる人生」もう1つは「被ばく覚悟でこの国を変える動きに加わる人生」
と葛藤を語った山本。現在はニュージランドに昨年購入した物件の家賃収入を元手に、物価も安く永住権も比較的取得しやすいフィリピンへの移住を考えているという。
もし、海外脱出となれば、その先で日本人村の様なものが作れればと思っている。子どもを守りたいお母さんたちが一歩踏み出せるような。
ひとり舞台 脱原発-闘う役者の真実一億総被ばくさせようとするこの国のリーダーたちのやり方はまともか?
福島原発事故後、俳優業に支障をきたしながらも反原発運動を続けてきた山本。彼の海外脱出について批判的な見方も多いだろう。
状況がヤバくなったとき、脱出という選択肢は、日本人という種を絶滅させないためにも重要。それが命をかけて繋いでくれた先人たちへのリスペクトではないだろうか。(しかし)この国の本当の姿が浮き彫りになった今、これを変えていく一人の挑戦者になるべきではないだろうか?こんな世界を作った無関心だった大人の一人として、責任を感じるなら少しでもマシな世の中にしていくミッションに加わるべきだ、とも思う。
山本の母親は、すでにフィリピンへの下見に行っているという。海外での日本人コミュニティーの設立か、国内でのさらなる反原発活動家としての役目を全うするのか。今後の山本太郎の言動から目が離せない。
山本太郎 ツイッターアカウント
https://twitter.com/#!/yamamototaro0山本太郎 ひとり舞台 脱原発-闘う役者の真実 amazon
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