子どもでも作れるアート、動くダンボール・ロボット
ダンボールで作る動物ロボットが登場した、とTechNewsDailyでは伝えている。
動くアートと呼ばれるプロジェクトが、クラウド・ファンディング・サイト(たくさんの支持者やファンから少しずつ資金を集め、目的を達成するもの)「Kickstarter」で紹介された。
アメリカ、オレゴン州ポートランド出身のアート・デザイナー・カップルが、動く動物ロボット、象やキリン、サイなどを紙以外の材料は使わず作成することに成功した。そして、この度、このキットが販売されることとなった。
一つ30ドル(約2400円)のこのキットは、作り方説明ビデオが付いており、平らなダンボールから愛らしいからくりロボットを生み出すため、どのように折ったり、曲げたりすればいいのか、詳しく説明されている。
側面に設置される手回しハンドルを回せば、これらの作品は数秒間動くようになる。もしくは、20ドル上乗せすることで、電気モーターと木製ギアーを付けることができるので、自動で動くようになる。
「テオ・ヤンセン」の動くアートに感銘を受ける
インテルの産業デザイナー、ルーカス・アインスワースと公立学校で美術の先生として働いているアリッサ・ハメルは、ドイツ人アーティスト、テオ・ヤンセンの作品に感銘を受け、このダンボールの動くアートを制作することとなった。
ヤンセンの「Strandbeest」(ビーチを歩く動物)は、ビーチの風を利用して、自動で動く巨大なメカ仕掛けの作品であり、これは廃棄物やプラスティック・ボトルなどで作られている。
ヤンセンのプラスティック製「Animaris Rhinoceros Parvus」も風をあてると動く仕掛けのおもちゃで、このトイ・キットも75ドル+送料で販売されている。
アインスワースとハメルのトイ・キットを購入すると、今なら限定で、彼らが作成した昔懐かしいローテクなチャームが付いてくる。
The Kinetic Creaturesプロジェクトは、すでにクラウド・ファンディングのゴールを達成した。しかし、日曜日までクラウド・ファンディングを受け付けることにしている。
販売価格は、象のエリーとサイのローリーが30ドル、キリンのジェノは40ドル。モーターとギアセットも販売されている。
Kinetic Creatures Are Cardboard Robots Kids Can Build:TechNewsDaily
http://www.technewsdaily.com/4419-kinetic-creatures-cardboardKinetic Creatures:KickStarter
http://www.kickstarter.com/projects/kineticcreatures/kinetic-Theo Jansen's StradeBeest
http://www.strandbeest.com/index.php