アウディR18 e-tron クワトロがワン・ツーフィニッシュ
6月18日付フランスサイト「MarcelGreen.com」では、16、17日に開催されたルマン24時間耐久2012の模様をレポートしている。1923年に始まったルマン24時間耐久の歴史の中で初めて、ハイブリッドエンジン搭載の車が優勝した。
何と言っても強かったのはアウディだ。優勝はアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ、マルセル・フェスラー組のアウディR18 e-tron クワトロ・ハイブリッド、2位も同じくアウディR18 e-tron、トム・クリステンセン、3位にもアウディR18ウルトラが入るという快挙であった。
トヨタのハイブリッドはリタイア
フランス、ルマンのサルトサーキット(一周13.629キロ)で行われ、24時間での周回数を競うこのレース。レース前はアウディのディーゼルハイブリッド、トヨタのガソリンハイブリッドが双璧と言われていたが、終わってみればアウディの独り勝ちであった。トヨタハイブリッドは様々なトラブルに見舞われリタイアという結果に終わった。
ひとくちにハイブリッドといっても両マシンには異なる特性が随所に見られた。アウディはディーゼルエンジンをチョイス、後輪駆動でブレーキング時には2つの電気モーターが前輪を動かすシステム。トヨタはガソリンをチョイスし、スタート時には電気エネルギーを動力とし、走行時にエンジン単独に移行するシステム(プリウスと同じ)だ。
いずれにせよ、ギャラリーはルマンの歴史始まって以来の「ハイブリッドタイプの優勝」を目の当たりにすることとなった。
MarcelGreen.com
http://www.marcelgreen.com/article/lire/3021LE MANS.org
http://www.lemans.org/