庭山市議 挑発的な発言の裏にこめられた真実
20日に除名が可決となった群馬県桐生市の庭山市議が、同日のブログで「感謝と決意」を語った。「汚染地域に住む人の血ってほしいですか?」などの発言が問題となった庭山だが、この不謹慎に思える発言の裏には、子どもたちの健康と安全を守りたいという切なる思いがあった。
桐生の大地は放射能で汚染されました。大地が汚染されたのですから食物連鎖で放射性物質は移行し、私たちの健康に影響を与えることは明らかです。(中略)事故後、この子だけは被ばくさせまいと必死に1年間幼子を守り、それでも心配で甲状腺の検査をしたママたちがいます。(その検査によって)正常ではない値が出たのです。
このような中で、無防備に事故以前と同じ生活をしたり、絆の名のもと食べて応援などしている人の体内には、どれだけの放射性物質が取り込まれているのでしょうか。
By Kossy@FINEDAYS子どもたちを放射能汚染から守りたい がれき受け入れも反対
一昨年の選挙では、2279票で上位当選をした庭山。学校の統廃合問題を言及し多くの支持を得たが、「デタラメな地方議会」として桐生市議会の中で内部告発ブログやチラシ配布などの活動を行ってきた。
私と桐生市議議員の皆様との根本的な違いは、放射能がいかにキケンであるかという認識の違いです。放射能が与える健康被害について、専門家の意見が両極端に分かれています。私たちが愛してやまない子どもたちの命と健康は、誰も責任の取りようがありません。そうであるならば、命と健康の問題については保守的になるべきです。
これまでの議員生活を支持した人びとへの感謝と、桐生市への怒りが綴られた庭山のブログはこのように締めくくられた。
庭山由紀 桐生市会議員にわやま由紀の議会ノート
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