世界でも最大規模の巨大庭園がついにオープン
シンガポール・ベイ・エリアに建設された、世界でも最大規模の植物庭園「
Gardens By The Bay」が、6月29日(金)ついに、オープンした、とTreehuggerは伝えている。
熱帯の自然とテクノロジーのユニークなコンビネーションを誇る素晴らしい公園の誕生だ。
イギリスを拠点に活動している造園家、Grant Associatesは、5億ポンド(約63兆円)をかけた複合施設の素晴らしい写真を公開した。
海岸沿岸部の埋立地に建てられた、101ヘクタールの庭園は、3つの独立した部分からできている。
そしてその中には、建築家のウィルキンソン・エアがデザインした地中海や熱帯のさまざまな植物を含む巨大な生物群系の庭園がある。
この庭園は、“スーパートリー“から発電されるエネルギーと再利用水を使用して“冷涼な温室”を実現した。
エコツアーリズムにつなげていきたいシンガポール
この庭園は、「シンガポールのシンボルとなっている宗教、貿易、食べ物、薬として使用されている、というような、それぞれの植物が持っている豊な文化的重要性を探求する」というコンセプトを掲げている。
その巨大庭園のデザインは、国際的に一般公募されたものである。そしてそれは、自然と一体化した環境をつくるという政府戦略のとても重要な位置を占めるようになった。
しかし、ベイエリアのそばのこの未来的巨大庭園は、インターネット上で議論を引き起こしたという。自然で野性味あふれるアウトドアの空間を求める人たちの批判の声である。
しかし、この「人工的」は、政府の計画の一部だった。CNNのレポートによると、このプロジェクトを企画した人々は、次のように述べている。
「持続可能であり、自分たちで実践できることを示すことにより、地球を守っていくということを世界に発信したい。
そして、世界中から集められたさまざまな植物を展示することにより、この空間を、“エコーツアーで必ず訪れたい場所”にしていきたいと願い、この庭園を造った。」
Singapore's Supertree-Powered Gardens By the Bay Opens to Public (Photos):Treehugger
http://www.treehugger.com/urban-design/singapore-supertreeGardens By The Bay Official Website
http://www.gardensbythebay.com.sg/en/home.html