受刑者達が作るファッション・コレクション
The Ecologistが、刑務所から発信されるファッション・コレクション「Heavy Eco」を紹介している。
Heavy Ecoは、すべての人々に平等なチャンスを与えることを目的するエストニアの社会的企業、Laurus Ethica Ltdによって、2010年に設立された新たなコレクションだ。
製品を作るのは、ラトヴィアとエストニアの刑務所に収容されている受刑者および元受刑者たち。一部のサンプルデザインとプリントは外部で行われているものの、製品の95%は刑務所内で作られている。
作られている製品は3種類。古いビルボード広告を再利用したバッグと、オーガニック・コットンを使用した男性用下着とTシャツ。Tシャツにはシルクスクリーンでプリントが施されている。原料には、インド産またはトルコ産のオーガニックコットンを使用している。
収益の50%を子どもたちを支援する施設に寄付
受刑者たちはこの作業に対して給料を受け取っている。決して高くはないが、ラトヴィアやエストニア内の同じ職業と同等の給料が支払われている。
この作業は、受刑者たちが自分自身をリハビリするプロセスにもなっている。しかし、事業者側は、受刑者たちが善人に生まれ変わることをナイーヴに信じてこの事業を始めたわけではない。大人の男たちを変えることは容易ではないのだ。
このプロジェクトの収益の50%は、将来的に刑務所に行き着く危険性が高い、孤児やストリート・チルドレン達をサポートしている団体に寄付されている。
HEAVY ECO
http://www.heavyeco.com/The Ecologist
http://www.theecologist.org/green_business_directory/green