埼玉、岐阜で試作品を設置
2日、日本コカ・コーラが、日中の冷却用電力ゼロの自動販売機の試作品を埼玉県熊谷市内の5か所に設置した。
猛暑で有名な埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市周辺にこの「超省エネ自販機」を設置、2日から約2か月間のフィールドテストを実施し、量産をめざす。
夜に冷やして昼間は保冷 ピークシフト型自動販売機
日本コカ・コーラ株式会社と富士電機リテイルシステムズ株式会社との共同開発で誕生したこの「超省エネ自販機」は、冷却のための電力使用を、電力使用ピーク時の日中から、比較的電力に余裕がある夜間に「シフト」するというもの。
従来の自動販売機では、消費電力抑制のために販売状況に応じ一部の製品だけを冷却する方法をとっていたが、冷却を長時間停止すると庫内の温度が徐々に上昇してしまった。
「超省エネ自販機」では、真空断熱材をより多く採用することで外気温の影響を最小限に抑える仕組みだ。
日本コカ・コーラ
http://www.cocacola.co.jp/