グザビエさんの挑戦
7月2日付レユニオンローカルサイト「LINFO.RE」では、レユニオン島サン・ピエールの英語教師グザビエ・シュヴァンさんの壮大な冒険談を紹介している。グザビエさんは100パーセント電気だけで走る自動車に乗って、アフリカ6か国を縦断するという冒険を続行中だ。
アフリカのど真ん中、ライオンや象の傍らを「アフリカ」と名付けられたオレンジの車が道を行く。ハンドルを握るグザビエさんは電気自動車でアフリカ縦断という未だかつてないプロジェクトを実行中だ。
モナコの企業の後援を得て、ケニア、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカの6か国をクリーンエネルギーのみで走行。全行程5500kmを1か月で走破する。
※画像はイメージですアクシデントもポジティブに乗り切る
グザビエさんは、「大抵の電気自動車メーカーはアフリカでの走行を断ってくるんだ。現地での一般道の状況や電気自動車のポテンシャルを心配してね」と語る一方、「しかしアフリカでの再生可能エネルギーの可能性をわれわれが証明すべきだと思ったんだ」と心のうちを吐露した。
実際には常に危険がつきまとい、安全確実な旅とは言えない。猛烈な湿度や熱気に加え、アフリカでは6割の人が電気を使っていないという厳しい条件下での走行だ。
グザビエさんは旅の途中、左足を骨折してしまうというアクシデントに見舞われた。しかし明るく微笑みこう話す。「ポジティブに考えれば、もう片方の足は残っているということだからね!」
グザビエさんは旅を通して現地の子供たちと触れ合い、貴重な野生動物を間近で見、なによりアフリカの壮大な景色に出会うことができたことを喜んでいる。グザビエさんの次の冒険は「アメリカ」という名の電気自動車でアメリカを横断することだという。
LINFO.RE
http://www.linfo.re/