日産リーフと連携するスマートハウス
住友林業株式会社(東京都千代田区)は7月2日、自然の恵みを活かした省エネルギーな木の家をベースに、ライフスタイルに合ったエネルギー利用の提案を行えるように、太陽光発電システムや家庭用蓄電池システム、
V2H(ビークル トゥ ホーム)システムなどの多彩な環境配慮機器をラインナップした、新
「Smart Solabo」を7月6日より発売すると発表した。
V2Hとは、電気自動車の大容量バッテリーから電力を取り出し、分電版を通じて家庭の電力として使用できる仕組みである。同製品は、日産リーフの大容量バッテリーからの電力供給システムを住宅メーカーの戸建住宅商品としては初めて搭載した。
多彩な商品の特徴
商品の特徴としては、
①
「環境に優しい自然素材の木でつくる」再生可能な資源である木を活かした“住友林業の家”は、国産材の積極活用を進め、材料の調達から建設までの段階におけるCO2の排出量を鉄骨造やコンクリート造の住宅に比べて大きく低減している。
②
「自然の恵みを活かしエネルギー消費を抑える」次世代省エネルギー基準を上回る高い断熱・気密性能を持ち、太陽や風、緑といった自然のエネルギーを住まいに活かす“涼温房(りょうおんぼう)”の設計手法により、冷暖房設備に過度に頼ることなく、夏涼しく、冬温かい住まいを実現。
③
「エネルギーを創る」太陽の光で電気をつくる太陽光発電システムや、家庭用燃料電池“エネファーム”を採用。
④
「エネルギーを蓄える」12kWhと4.8kWhの2種類の家庭用蓄電池システムを採用。電気を蓄え、必要な時に使う生活を可能にした。停電時においては、蓄えた電力を非常用電源として活用できる。
⑤
「電気自動車から家庭へ電気を供給する」今後さらに普及が見込まれる電気自動車を、家庭用の蓄電池として使うことを可能にしたV2Hシステムを戸建住宅商品として初めて搭載。自動車に乗らないときは、生活用の電力や予備電源として電力を家庭へ供給できる。
⑥
「エネルギーを賢く使う」系統電力による家庭内の電力使用量をはじめ、太陽光発電システム、蓄電池などの電力使用状況もリアルタイムにチェックすることが可能。
今後、同社は環境配慮機器を搭載した住まいを総称して「Smart Solabo」と呼び、顧客へ積極的に提案していくことで、環境配慮機器搭載率60%を目指す。
住友林業「ニュースリリース」
http://sfc.jp/information/news/2012/2012-07-02.html