住まいのエネルギー効率を不安視するフランス人
7月4日付フランスサイト「LE MONITEUR.fr」では、フランス人を対象に行われた住居のエネルギー効率についてのアンケート結果を掲載している。調査はフランスの世論並びにマーケティングのリサーチを行っているBVAが代行し、依頼主は「EVASOL」という住環境における省エネ対策のアドバイスと工事を請け負っている会社である。
結果によると、94%の人が近い将来エネルギーの価格は上昇するだろうと予想しており、82%の人がエネルギー消費のスタイルを変えようと思っている。また半数以上となる56%の人は、省エネが実現できるような住居の改装工事も視野に入れているとのことだ。主な改装箇所として挙がったのは、窓、暖房器具、壁や床の断熱等であった。
政府や自治体からの情報量の少なさを指摘
さらに回答者の実に90%が、省エネ対策に関する政府や自治体からの情報量の不足を感じており、53%の人が本来受けられるべき補助金やサービスについて知らなかった、と回答している。EUエネルギーラベル(製品のエネルギー効率を視覚化してラベルにしたもの。電化製品販売の際には必ず貼付しなくてはならない)にいたっては、54%もの人がその意図を理解していなかった。
アンケート回答者のうち、20%の世帯でエネルギー効率の診断を行ったところ、その結果を踏まえて、3分の2の世帯はエネルギー効率向上のための改装を実現させたいとのことだった。改装によるメリットとして、家計のエネルギー消費分の節約、快適な住環境、そして環境保護等を挙げている。
LE MONITEUR.fr
http://www.lemoniteur.fr/EVASOL
http://www.evasol.fr/