ピニールポットはエコじゃない!
フランスサイト「consoGlobe」では、リヨンの小さな会社「JD. TransBIO」が開発した地球に優しいガーデニング商品を紹介している。梅雨が明けると緑は濃さを増し、プロからアマまで多くのガーデナーは園芸店へ足を運ぶことであろう。
一般的に植物の苗は黒いピニールポットに入れられて販売されている。また育苗の際も同様のポットを使用する。苗を家に持ち帰って地植えをした途端、そのポットはゴミと化す。実はピニール製のポットは製造するにも、ゴミとして処理をするにもたくさんのエネルギーを要し、温室効果ガスも排出される。
自然分解可能、それ自体が肥料にもなる!
そのような問題に着眼したJD.TransBIOは、100%自然分解できる素材でポットを製造することに成功した。それはジャガイモのでんぷんから作られており、一緒に土に埋めればでんぷんが分解される過程で植物に栄養分を与えるので、追肥などの必要はないとのことだ。またそのままそのポットで植物を育てた場合、花も実も終わり枯れてしまった後は、まるごとコンポストへ入れるだけで良いのだそうだ。
しかもこのポットに使用されているでんぷんは、ポテトフライ(フランスでは料理の付け合わせとして毎日大量に消費される)やポテトチップスを製造する過程で出る皮を再利用して作られているのだそうだ。
様々なエコロジーコンセプトの基準値も満たしており、「本物」のエコガーデニング商品であることが証明されている。便利で、役に立ち、遊びごころがあるこのような商品は、我々の日常生活をより楽しいものにしてくれるのではないだろうか。
consoGlobe
http://www.consoglobe.com/JD. TransBIO
http://www.jdtransbio.fr/