食べられるプラスティックでゴミを大幅削減
海外サイト「dailymail.co.uk」にて、科学者のDavid Edward氏によって開発された「食べられるパッキング」が、6月16日に紹介され注目を集めている。
同氏率いるフランスの研究チームが開発したこの独自性のあるパッキング法は、食べることが可能な、藻とカルシウムで作られた薄い膜で野菜や果物、飲料などを包んでしまうというものだ。
ぶどうみたいに食べられる(飲める?)ワインも
この食べられる薄い膜、食用プラスティックの「Wiki Cells」は、無味無臭で味や形を中身の食べ物に合わせることが可能。果物の皮のように洗うこともできるため、衛生的だ。
これまでに、オレンジ味の膜で包まれたオレンジジュースやトマト味の膜で包まれたスープ、ぶどうサイズに包まれたワインなどが研究チームによって試作されている。
その中で、既に発売が決定した商品が、「Wiki Ice Cream」。クッキー味の膜の中にアイスクリームが入っている。それならば普通にクッキーで包めばいいじゃないかという正論は野暮というもの。
アフリカの農村地帯などの、プラスティックの再処理技術が確立していない場所には、特に有用であると語るDavid Edward氏。
プラスティックゴミの大幅削減が期待できる「Wiki Cell」。現在はヨーグルトメーカーや飲料メーカーと共にWiki Cellを利用した商品の開発が進んでいるという。日本でお目にかかれるのが楽しみだ。
dailymail.co.uk
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