町の美しさ、豊かな水景と水質の高さ、持続可能性の高さ
欧州委員会は「Gruene Hauptstadt Europas 2014」を発表し、北欧デンマークの首都コペンハーゲン市がこれに選ばれ、表彰された。
コペンハーゲン市は、生活環境の水準が非常に高いばかりでなく、観光客にも人気が高い。さらにエコ分野における革新的な取り組みや、持続可能な移動手段への転換が進んでいることなどが高く評価された。
「コペンハーゲンの人々は、自動車をガレージに置いて自転車を利用することが当たり前になっている」ことが、欧州委員会によって決定された2014年度の「ヨーロッパの緑の首都」にコペンハーゲンが選ばれた理由だ。
コペンハーゲン市は、人口120万人の大都市であり、実際の市域にはおよそ50万人の市民が居住している。世界大戦でもほとんど破壊されることのなかった旧市街地は美しい町並みと19世紀に整備された多くの水景によって形成されていて、多くの観光客を惹きつける。
美しいのは外観だけではない。港の水は人々が泳ぐことができるほどの高い水質を誇っている。また先ごろ市が発表した緑の報告書によれば、CO2の排出量を大幅な削減に成功した。
コペンハーゲンをもっとグリーンに
市は、これを励みにし、住民や観光客の満足度の向上を目指して、今後も一層のグリーン化を図っていくつもりだ。より多くのサイクルロードを整備して、より多くの人々に自転車の利用を促す。さらに近郊公共交通網をもっと強化していく。
住宅を新築する場合には、省エネルギー化措置を積極的に建築計画の中心に据えていく。また古い建物は、気候への負荷を軽減するようにリフォームしていく構えだ。
EU Infothek
http://www.eu-infothek.com/article/kopenhagen-wird-grueneコペンハーゲン市 公式サイト
http://www.copenhagen.com/