EVと電力供給システム"LEAF to Home"を無償提供
日産自動車は9日、北九州市との協働※による電力供給システム"LEAF to Home"を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」を行うことで、同市の電力需給の安定化に寄与すると発表した。日産はこれまで、大阪府と大阪市でも同様の支援を行っている。
※両者は、「環境と技術のまち北九州"e-フロンティア プロジェクト"」を2009年12月に締結、今回はゼロエミッションモビリティの推進に向けたパートナーシップを組む。
同社は、ニチコンが開発した"EVパワーステーション"を複数の公共施設に無償提供するとともに、民間向けとして同市の介護指定事業者や一般企業などを対象に希望者を募集、50台分を無償で提供するという。
"LEAF to Home"は、リーフ(EV)に搭載の駆動用大容量リチウムイオンバッテリーから電気を供給するシステム。夜間電力や太陽光発電を使ってリーフに充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、電力消費のピークシフトに貢献する一方、停電時や非常時などにはバックアップ電源としても活用できる。
なお、同車の無償提供は2013年3月末までで、これへの応募対象は、同市在住の個人と市内の介護指定事業者や一般企業法人で、応募は7月22日18時までとなっている。この応募は、下記専用サイトからできる。
応募専用ウェブサイト
http://setsuden-leaf.jp/kitakyushu発表記事
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/