メリットの大きい固定価格買い取り制度
The Jakarta Postは、インドネシア政府が、近々、ごみを燃やして発電された電気の買い取り価格を設定することを報じた。
インドネシアでは、これまで、バイオガス、太陽光や水力によって発電される電力についてもすでにfeed-in tariffとよばれる固定価格買い取り制度を適用してきた。
この制度を適用すると、設備の導入にあわせて、法的に助成金の支給が認められることになる。助成金額は、生産コストの変動に応じて調節される。電力の固定価格買い取り制度は、新しいエネルギーの供給者のメリットが大きく、再生可能エネルギーの促進に大きな効果があるといわれている。
果たしてその価値は?
経済産業省の長官、カルダヤ・ワルニカ氏は、「ごみの処理は、ほとんどの都市で大きな問題になっているが、一方でごみは発電の資源として利用価値の高いもの。来週までに新しいポリシーを打ち出すよう、準備しているところだ」と話している。
同氏によると、ごみ発電による電力の価格は1時キロワットにつき600ルピアを想定しているという。発電された電力を国有電気会社のPLNが買い、各家庭に送電することになる。
政府は、近く市長やデベロッパーなどを招いて、ごみ発電についてのディスカッションを行うことも予定している。
ReforMiner Instituteの副所長コマイヂ・ノトネゴロ氏は、価格は化石燃料を使って発電された電力との競争が必要になってくるだろうと述べる一方で、環境にやさしいという付加価値からすると、割高に設定してもよいだろうと話している。
The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2012/07/12/ReforMiner Institute
http://www.reforminer.com/