モンブランに登って山道の大掃除! 学生たちの挑戦
海外サイト「consoGlobe」では、フランスの学生たちによる壮大なスケールの環境保護活動の模様を掲載している。フランスとイタリアにまたがってそびえ立つモンブランは、ヨーロッパアルプスの最高峰として世界中のアルピニストが訪れる有名な山だ。旅行者またはスポーツとしての登山者の数は毎年3万人にものぼるという。しかし近年その登山者が山に残してゆくごみの多さが問題視されているのだという。
そこでフランスのグランゼコール(高等専門職養成機関、一言でいえば難関エリート校!)の学生たちがとんでもなく壮大なプロジェクトを実行した。よほど登山に慣れている人でなければモンブランの頂上まで登ることは困難だ。しかし学生たちはマナー違反の登山者たちの意識改革のために自らが登山し、登山道に残されたごみを持ち帰ることにしたのだ。
※画像はイメージです持ち帰ったごみは15キロ!
今回のプロジェクトには5人の学生が参加した。そして全員で持ち帰ったごみはなんと15キロという重さだった。プロジェクトの責任者アントワーヌ・ブルイエさんは、「シーズン初めだというのに15キロものごみが捨てられていたことは大きな驚きだ。モンブランが世界のゴミ箱になってはいけないので大至急環境保護をアピールしなくてはいけない」と話している。
登山は三つの山を超えるルートで行われる。そして頂上からの下山にはクラシカルなルートを通り、この際彼らが見つけた全てのごみを持ち帰る。そして持ち帰ったごみはアンディさんというアーティストに託され、芸術作品に早変わり。それらの作品の映像と、登山のために学生たちがトレーニングする画像を閲覧できるので是非チェックしていただきたい。
consoGlobe
http://www.consoglobe.com/