100%自然のちから
8月2日付海外サイト「MarcelGreen.com」では、汚染物質が全く検出されない湖と、その周辺自治体の取り組みを紹介している。フランス、ローヌ県リヨンの北およそ60キロに位置するペイ・ダンプルピュイ・ティズィという自治体は、湖からの化学物質除去に100%自然物質を用いている。
8000メートル四方のこの湖からは化学物質は全く検出されない。この貴重な水源は「酸化池法」と呼ばれる方法で浄水されている。これは汚水や汚泥を微生物で浄化するシステムだ。2000メートル四方に38000本もの水棲植物が植えられ、それらは汚水を完璧に浄化する驚くべきフィルター能力を備えているのだという。
※画像はイメージです植物と微生物の偉大なるパワー
この方法は浄水方法としては一般的なものであるが、フランスではこの湖のみで採用されているという。この湖には植物でつくられた筏のようなものが岸から係留されていて、さらにその筏は植物で覆われており多くの両生類や鳥類の棲家になっているばかりではなく、それらの植物が最上の浄水効果を発揮しているというのだ。
岸辺ではてんとう虫を放すことによってアブラムシなど植物の成長に有害な虫を駆除しており、殺虫剤は一切使用していないという。またこの美しい湖畔を巡るアクティビティも準備されており、移動には電気で動くセグウェイを使用するとのことである。
MarcelGreen.com
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