湖で一体何が起きているのか
2011年まではシジミの漁獲量が日本一だった宍道湖(島根県)で、シジミの大量死が確認されている。今のところ、原因は分かっていない。
2012年6月の調査によると、湖に生息するヤマトシジミの推定量は、1万5408トン。調査開始以来、最低の数字である。同調査は、毎年6月と10月の2回実施しているもの。
推定量が2万トン以下となるのは、今回が初めてだ。昨年10月の調査では約3万3000トンだったが、今年6月までに激減している。
自然界がつくりだすミステリー?
近年、宍道湖では冬場にシジミの謎の大量死が起こり、資源量が減少している。過去20年間にわたり、日本一のシジミの漁獲量を誇ってきたが、ついに昨年、十三湖(青森県)に王座を奪われた。
県では、4月に立ち上げた「宍道湖保全再生協議会」で、シジミ大量死の原因究明と対策について協議している。
理由は不明だが、大量死があったのは昨年11月から今年2月頃までの間だという。冬の間に湖で何が起きているのかが、今後、調査のポイントとなりそうだ。
宍道湖のシジミ激減…原因不明の冬の大量死続く|読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20120809-OYT1T00743.htm