黙祷の静寂を破る「野田バッシング」の声
広島県広島市に原爆が投下された8月6日に、広島平和記念公園にて行われた第67回・広島平和記念式典にて、ツイッターなどの呼びかけで集まった市民らによる脱原発デモの声が平和式典中の会場まで、響きわたっていたことがネット上で波紋を呼んでいる。
「8.6ヒロシマ大行動」と名付けられたデモは原発再稼働を強行した首相の広島訪問、記念式典参加を咎め、「再稼働反対!野田を倒せ」「核をなくせ!原発廃炉!」の声で埋め尽くし、核廃絶、全原発廃炉を世界に訴えることを目的に行われた。
By malfetネット上でも疑問の声が
当日は、原爆ドーム前集会をするデモ参加者と、記念式典参加者の合流を防ぐために機動隊が一列に並び壁を作る一場面もあった。野田首相の演説時には、再稼働反対のシュプレヒコールが平和公園の式典会場まで響き渡った。
「今日は昔から広島に住む人にとっては親戚か誰かの命日」という言葉にはっとさせられた。確かにデモして騒ぐ日じゃない。
誰かに追悼したい当事者も多くいたはず。こんなやり方では支持も広がらない。
デモに賛成ですが、大事な平和式典が「野田は帰れ!」などの怒号で汚れています。今は子ども代表のスピーチ中。45分間は自重できないでしょうか?
デモをするなとは言わない。しかし、広島市長の平和宣言のときぐらい止めておいて欲しい。
ツイッターでは、原発再稼働に関して同じ気持ちのユーザーからも批判の声が上がっており、ネット上の掲示板でもこのデモを批判する多くの書き込みが見られた。
死者を弔う儀式にそんなことする連中は信用できねーよ。
とりあえず騒いだ奴、原発くらった俺のバアちゃんに謝れや。
信じられない、黙祷の時間も騒いでたのかよ。ただ騒ぎたいだけなんだろ、あいつら最低だ。
原子力発電所の「再稼働反対」を訴え、毎週金曜日に首相官邸前で行われている脱原発デモには、これまでのデモとは違い、主婦や学生など一般の若者が多く参加し、4か月以上もの間、抗議活動が続けられている。
ツイッターなどにより、多くの一般の人々に浸透し始めた「脱原発」だが、TPOをわきまえない、行き過ぎた行動には疑問の声が上がっている。
8.6 ヒロシマ大行動(livedoorblog)
http://blog.livedoor.jp/