企業と横浜市が参画
日産自動車株式会社(以下、日産自動車)と株式会社J-オイルミルズ(J-オイルミルズ)、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(以下、TGES)は、日産自動車横浜工場からJ-オイルミルズ横浜工場への蒸気供給を2016年2月1日に開始したと発表した。
これは、横浜市地球温暖化対策実行計画及び成長分野育成ビジョンにおける「京浜臨海部の企業の連携によるエネルギー融通」を実現するもので、分散型エネルギーシステムの面的利用によりエネルギーの効率的な活用を図る取り組みである。
コージェネの活用
日産自動車横浜工場のコージェネレーションシステム(以下、コージェネ)の廃熱を回収して蒸気をつくり、蒸気・給水配管でJ-オイルミルズ横浜工場に供給する仕組みとなっている。
J-オイルミルズの熱需要が大きいため、蒸気を融通する日産自動車のコージェネの効率は最大化し、達成する省エネルギーは約3%、CO2排出量は約6%削減される見込みである。
同業種の企業間で蒸気を融通することはすでに行われているが、異なる業種間に加えて、敷地の異なる工場間で融通する事例は、東京ガス管内では初めてとなる。
TGESは東京ガス株式会社の100%出資子会社で、今回、設置した蒸気配管、コージェネ、蒸気分配器はTGESの所有となる。
(画像はプレスリリースより)
日産自動車株式会社・株式会社J-オイルミルズ・東京ガス株式会社・東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社・横浜市 プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20160205-01.html