自然冷媒化の動き
パナソニック産機システムズ株式会社は、2016年1月29日、台湾初となるCO2冷媒採用 ノンフロン冷凍機を台湾ファミリーマート林口文義店に、納入したと発表した。
コンビニエンスストア業界では環境対応型店舗の整備が進んでいる。食品を冷却保存する冷設機器は、従来のフロン(HCFC冷媒)に代わり代替フロン(HFC冷媒)が主流となってきた。しかし、HCFC冷媒はオゾン破壊係数ゼロ、省エネ効果が高い一方で、地球温暖化係数の高さが課題だった。
そのため自然冷媒化の動きが生まれ、オゾン層破壊係数ゼロ、地球温暖化係数はわずか1,430分の1~3,920分の1というCO2冷媒が次世代冷媒として期待されている。
2015年秋に発売
同社は、株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)の国内店舗にCO2冷媒採用 ノンフロン冷凍機を導入してきたことから、今回、ファミリーマートが台湾でのフロン規制を見据えて環境対応型の店舗を建設するに当たり、同社製品の納入が実現した。
納入した製品は「搬送圧力コントロールタイプ」で、ショーケースの膨張弁前の圧力が通年で一定化するように、冷凍機側の搬送圧力を自動制御したもの。小型・軽量化、施工性の向上も図り、2015年秋に新発売した製品である。
同製品は「第50回 スーパーマーケット・トレードショー2016」(2016年2月10日~12日・東京ビッグサイト)に出品される。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック産機システムズ株式会社 プレスリリース
http://news.panasonic.com/第50回 スーパーマーケット・トレードショー2016
http://www.smts.jp/