セダンタイプで初の5人乗り
本田技研工業株式会社(Honda)は、2016年3月10日に発売した新型燃料電池自動車(FCV)「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」の第1号車を経済産業省に納車し、3月17日、納車式を行った。
同車は燃料電池パワートレインを小型化したことでボンネット内への搭載を可能にし、市販予定車のセダンタイプFCVでは世界初の5人乗りを実現している。
トップクラスの走行距離に
「CLARITY FUEL CELL」は、1回の充填による走行距離を従来比の約30%伸長した約750kmを達成した。
1回あたり約3分の水素充填時間もガソリン車と大差なく、日常的な使用から長距離ドライブまで対応する実用性は、世界でもトップクラスのゼロエミッションビークルといえる。
この数値は、SAE規格の標準条件である外気温20度、高圧水素タンク内圧力10MPaに則った水素充填圧70MPaステーションで充填した場合のもの。2016年度以降に運用を予定する新規格ステーションでは、約800kmの走行が見込める。
ただし、水素ステーションの仕様が異なると水素タンク内の水素量も変わる上に、気象や渋滞などの使用環境の違いやエアコン使用、急発進など運転方法の相違で走行距離は異なる。充填時間についても水素充填圧や外気温で違いが生じる。
(画像はニュースリリースより)
本田技研工業株式会社 ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2016/c160317.html?from=RSS