水素エネルギー社会のランドマークに
岩谷産業株式会社は、東京都心で初めてとなる東京水素ステーション(仮称)の建設を決定し、9月の着工を予定している。
(画像はプレスリリースより)
建設地は東京タワー南側直下で、現トヨタ東京カローラ株式会社が昭和37年に創業した地。日本のモータリゼーションの象徴的な場所に水素エネルギーインフラ整備の拠点を置くことから、水素エネルギー社会に向けて新たなランドマークになるととらえている。
東京水素ステーション
同社は、「2015年の燃料電池自動車の市場発売と水素ステーション100カ所の先行整備」に関する声明を自動車メーカー3社、エネルギー企業10社と共同で2011年11月に発表した。
また、2015年度までに東京、名古屋、大阪、福岡を中心に20カ所の商用水素ステーションを整備することを目標に掲げ、建設に向けて計画を進めている。
燃料電池自動車(FCV)の一般販売や燃料電池バスの導入が本格的に始動すれば、水素需要が最も見込まれるのは東京だ。
東京ステーションは水素ステーションの将来のモデルを意識して、街の景観と環境に配慮した建築デザイン、純水素型燃料電池などのクリーンエネルギーを採用している。車への充てんに加えて、ショールーム機能として活用。最新の燃料電池自動車や水素関連技術を展示して、水素エネルギーの啓発活動の場とする。
岩谷産業株式会社プレスリリース
http://www.iwatani.co.jp/jpn/newsrelease/detail.php?idx=1181