災害に強いビル
三菱地所株式会社と株式会社IHIは、東京都江東区豊洲三丁目で共同開発してきた大規模オフィスビル「豊洲フォレシア」を竣工した。
(画像はプレスリリースより)
緑化率が高く、災害に強い環境共生型免震高機能オフィスで、2~16階はワンフロア1390坪の広大な事務所。1階の商業ゾーンは8月28日にグランドオープンする。
基礎免震構造による耐震性能の向上で内部空間の揺れを軽減。72時間稼働できる非常用発電機、浸水に備えて2階レベルに配置した基幹設備など、多様な防災機能をもつ。
環境共生に取り組むビル
今回のプロジェクトは、環境に配慮したビルとして「DBJ Green Building認証制度」で最高ランクに認証された。具体的には、壁面緑化、屋上緑化、地上緑化により、敷地面積に対して約44%の緑化率を確保している。
また、国内の大型オフィスビル初の試みとして、リチウムイオン電池で電力需要のピークカットを実施する。充放電の繰り返しに耐久性があるリチウムイオン電池を用いて、夜間に充電した電力をピークとなる時間帯に放電。この結果、電力需要ピークを一部カット、系統電力の負荷を一定程度抑制できる。
他に、太陽光集光装置でヴォイド空間に外気や自然光を取り入れ、LEDの採用、適正照度制御、全熱交換器の採用などで設備システムを高効率化している。
株式会社IHIプレスリリース
http://www.ihi.co.jp/