高い断熱性と遮熱性
アキレス株式会社は、屋根用充填(じゅうてん)断熱材「キューワンボードST」を11月1日に新発売する。
(画像はプレスリリースより)
同社の高性能硬質ウレタンフォーム断熱材「キューワンボード」は、優れた断熱性とアルミ箔面材による遮熱性をもつハイブリッドな断熱材だが、今回、屋根充填断熱材として新たに開発された。
2015年4月から改正省エネ基準への完全移行、2020年には省エネ基準義務化が予定されている。このため、窓の開口部の強化で屋根の断熱材の熱抵抗値を半減させる、などの部位間のトレードオフ規定は廃止となる。今後、屋根充填断熱材には100ミリ以上の厚さが求められる。新製品はそれに対応したものだ。
施工もしやすい
キューワンボードSTは、断熱材として、キューワンボードの性能を引き継いでいる。素材の高性能硬質ウレタンフォームは断熱性能を長期間維持し、表裏のアルミ箔面材が赤外線高反射タイプのため、夏季の遮熱効果もある。
また、厚さ100ミリのウレタンボードでも施工に支障がないように両端にスリット加工を入れた。その結果、垂木間の充填施工が可能となり、通気層も確保されることになった。
屋根断熱の工法は、小屋裏空間がロフトや物置に活用でき居住者には使い勝手がいいが、天井断熱より施工がしにくい。新製品は屋根断熱の施工性を向上したことで施工費を削減できるメリットがある。一戸建て住宅の屋根断熱にも採用可能だ。
サイズは厚さが100ミリ、幅が418ミリ、長さ910ミリ。価格は3000円となっている。
アキレス株式会社プレスリリース
http://www.achilles.jp/news/2014/1008.html