今年度の認定製品
埼玉県は、主に廃棄物から製造したリサイクル製品を認定する「彩の国リサイクル製品認定制度」を実施している。今年度、認定した製品は以下の2点となった。認定の有効期間は平成30年3月31日まで。認定した製品には認定マークが渡される。
この認定制度は、廃棄物の削減と循環型社会の形成を目的とし、認定によってリサイクル製品の利用を促進するもの。
認定には、県内で発生した廃棄物を原材料に使用して、県内の直営工場などで製造していること、また、安全性や品質などの基準を満たし、既存製品の単価と比べて同額以下であることが必要。
認定された1点は、太平洋プレコン工業株式会社の歩道舗装用のブロック。県内の家庭、事業所から生じた廃棄物の焼却灰を原材料のセメントとして使用している。優れた保水性能をもつ。
もう1点は、所沢市の道路用溶融スラグ。所沢市内のごみの焼却灰を1200℃以上で溶融し固化したもの。道路用アスファルトの材料や砂の代替品として使用。高温処理で製造するため、ダイオキシン類は無害化されている。
過去の認定製品
これまでに認定された特選の製品は次の3点となっている。
大水産業のタイスイRスーパーVU。原料の98%が使用済み塩ビ管で、硬質ポリ塩化ビニル管の認証を取得した全国で唯一のリサイクル製品。
オリックス資源循環株式会社のエコスラグ。製造工程で磨砕したリサイクル資材で、性状、機能は天然砂に匹敵する。
川越市の小江戸川越スラグ。天然砂に代替できるリサイクル資材で、硬堅で球形。
埼玉県プレスリリース
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