NEC　住宅内のエネルギー計測機能と家電制御機能を一体化した「エネルギーマネジメントユニット」を製品化

NECは住宅内の電力、ガスなどのエネルギー使用量を計測する機能と、家電や住宅設備機器を制御する機能を一体化した「エネルギーマネジメントユニット」を11月5日に発売した。新電力や住宅メーカー、HEMSメーカーなどを対象に販売する。


住宅内の省エネ化を実現するHEMSが導入されるようになり、電力、ガス、水道の使用量など多機能のエネルギー計測機能が求められている。また、スマートハウス向けの家電、住宅設備機器の遠隔制御など、コントローラ機能とクラウド環境を連携したサービスも登場した。

こうした市場のニーズを受け、同社は住宅全体のエネルギー管理と多様なサービスを低コストで提供できるHEMSプラットフォーム製品を開発した。

電力使用量(分電盤の電流センサ18ポート分)を計測する機能とコントローラ機能(「ECHONETLite」に対応)を一体化した。

エネルギー使用状況の見える化や遠隔制御などのサービスに必要な通信機能などのファームウェアを搭載しておけば、HEMS機能の開発コストが最大80％削減可能。

ガス、水道の使用量もパルス計測で同時計測できるため、住宅全体のエネルギー管理が可能になる。今後、LPガスメーターで使用頻度の高い5ビット電文通信による計測データ取得にも対応する予定。

通信方式は有線LAN、無線LAN、920MHz帯特定小電力無線に対応するため、既築、新築とも設置環境に適合した通信方式を選択できる。今後、次世代通信規格Wi-SUNにも対応していく予定。

なお、一般社団法人 組込みシステム技術協会主催「組込み総合技術展Embedded Technology2014」(11／19～21、パシフィコ横浜)で新製品を紹介する予定。

（画像はプレスリリースより）




NECプレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201411/20141105_02.html

組込み総合技術展 Embedded Technology 2014
http://jpn.nec.com/embedded/event/et2014.html