光る有機ELチューリップ
コニカミノルタ株式会社の樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルは、ハウステンボスで開催される「チューリップ祭」(2015年2月14日~4月13日)の世界初のフラワーイルミネーション「光る有機ELチューリップ」に採用された。
樹脂基板フレキシブルタイプ有機EL照明パネルは、従来の照明と異なる薄さ、軽さ、造形の自由度をもつ。
同社はハウステンボス株式会社と仕様や機能などを共同開発し、約15,000枚の有機EL照明パネルを利用した「光る有機ELチューリップ」約5,000本を製作した。チューリップ祭の「フラワーロード」に作られた「光のチューリップフラワーガーデン」を飾る。
有機EL照明パネル
コニカミノルタは有機EL照明の先駆的な研究開発を行ってきた。
2011年、リン光発光材料のみを使用した有機EL照明パネルを世界で初めて商品化した。次いで、紙のように薄い樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルと低抵抗透明導電膜を2013年に公開。
2014年には、世界初となる調色機能付に世界最薄のフレキシブルタイプ有機EL照明パネル、世界最効率の白色有機EL照明パネルを発表している。
有機EL照明は薄い、軽い、面光源、曲がるという特長に加えて、環境性能にも優れた技術であることから、次世代照明として期待されている。エネルギー利用効率の高さや発熱の少なさ、水銀の不使用と環境負荷が低い。さらに、紫外線を含まないため目の負担も少ない。
同社は白色および調色機能付の樹脂基板フレキシブルタイプ有機EL照明パネルの量産に着手するなど、世界の最先端に立っている。
(画像はプレスリリースより)
コニカミノルタ株式会社プレスリリース
http://www.konicaminolta.jp/