CFPを活用したカーボン・オフセット
キャノン株式会社は、環境配慮製品の再生複合機「Refreshedシリーズ」でオフセットしたCO2排出量をユーザーのCO2排出削減量に利用できる仕組みを導入する。
経産省は「カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセット制度」を推進している。
CFPとは、製品がライフサイクル(原材料の調達から廃棄あるいはリサイクルまで)を経る間に排出する温室効果ガスをCO2に換算して製品に表示する仕組みのこと。
ライフサイクルで排出するCO2を、さまざまな方法(植林、森林保護、クリーンエネルギー事業など)による排出削減量や吸収量でオフセット(埋め合わせ)する制度がカーボン・オフセットだ。
ユーザーのCO2削減に貢献
同社は「Refreshedシリーズ」にCFP活用のカーボン・オフセット制度を2014年2月に導入し、全機種の製品ライフサイクル全体でカーボン・オフセットを行っている。
この制度を活用して、再生複合機の使用時に排出すると想定されるCO2排出量をユーザーの自己排出分のCO2削減量として利用できる仕組みに取り組む。
キャノンが製品ライフサイクル全体でオフセットした総量の内、製品を使用する時のCO2排出量は5~8割になる。
温対法(地峡温暖化対策の推進に関する法律)の下、企業や地方公共団体はCO2排出量を国に報告する義務があるが、「Refreshedシリーズ」を使用すると、CO2削減量として報告できる。同社はこの仕組みを通してユーザーの環境活動に貢献していく。
(画像はプレスリリースより)
キャノン株式会社プレスリリース
http://cweb.canon.jp/