住宅総消費エネルギーの約80%削減
株式会社LIXILは株式会社GF技研との共同で、既築住宅に設置した高効率太陽熱光ハイブリッドパネルシステムの実証実験を2014年2月より開始し、住宅総消費エネルギーの約80%削減可能であることを実証したと発表した。
屋根資源を有効活用
今回実証実験が実施された太陽熱光ハイブリッドパネルシステムは、高変換効率を実現した太陽熱利用設備と、設置しやすい太陽光発電設備が一体になったシステムで、静岡県富士市の住宅で実験が行われた。
LIXILでは、ゼロエネルギー住宅の実現を目指して屋根資源を有効活用できる太陽エネルギー高度利用を推進しており、これまでにも、千葉県野田市のLIXIL研究所敷地内でフィールド実験を実施するなどしていた。
今回は実住宅で実験を行うことで、住宅で使用時の機器性能、運用方法に即したデータ取得ができ、2014年12月16日発表時点では、住宅総消費エネルギーの約80%削減可能であったとしている。
LIXILでは今後も、暖房や浴室などの住宅設備と太陽熱光ハイブリッドパネルシステムが、HEMSを用いて連携することを視野に入れて、実証実験や研究を進めていくとしている。
(画像はニュースリリースより)
LIXIL ニュースリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/