ESCO事業
青森銀行は、青森市の防犯灯LED化事業でESCO(エスコ)事業を実施する協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会に資金を供給した。
ESCO(Energy Service Company)は、省エネルギー活動を展開する民間企業が顧客にエネルギーサービスを提供するビジネスのことで、従来の環境を損なわずに省エネルギーを実現し、省エネルギー効果を保証する事業となっている。
ESCO事業者は包括的なエネルギーサービスを提供する。例えば、工場、ビルの省エネルギーに関する省エネ診断、省エネを導入するための設計や施工、導入設備の保守や運転管理、事業資金の調達など。
省エネルギーを導入するために必要な改修費用は、光水熱費の削減分でカバーする。ESCO事業者は顧客が省エネルギーのメリットによって得た金額の一部を報酬として受け取る仕組みだ。
防犯灯LED化事業
青森市はプロジェクト「道路・歩道への省エネ照明導入促進」を事業化するため、民間事業者の施工、維持管理、資金調達などを活用できるESCO事業を採用することにした。
ESCO契約によって、ESCO事業者の同協同組合(青森市内の電気工事業者23社)は、平成27年1月から契約期間の10年間、市内全域の蛍光灯式防犯灯約28,600灯を10ワット以下のLED式防犯灯に取り替え、維持管理、省エネルギー量の検証業務などを行う。合わせて、青森市に対して光熱費削減額を保証する。
青森銀行がESCO事業のスキームに融資する事例は2例目になる。同事業を活用した防犯灯LED化は全国で推進されており、青森県内では弘前市(平成26年)に続くものとなる。
(画像はプレスリリースより)
青森銀行プレスリリース
http://www.a-bank.jp/