大丸有地区で連携
佐川急便株式会社は、大手町、丸の内、有楽町の「大丸有」地区で2015年3月1日から電気トラックを採用した集配業務を開始した。
同社は、2014年10月に「大丸有・神田地区等グリーン物流促進協議会」と「大丸有地区エリア集配実験実行部会」と連携して、大丸有地区全体の物流コーディネート業務に関わり、エリア内でのグリーン物流を構築しようとしている。
三者は、都市内の物流対策として、主に交通環境の改善や地球温暖化対策、広域共同集配送事業に取り組んでいる。
低公害車両を導入
同協議会は活動の一環で、物流事業者に対して、使用車両を低公害車両に転換していくことを要望している。佐川急便はこれに応え、すでに天然ガストラックでの集配業務に切り替えていた。
今回、同社は、エリア内のグリーン化をさらに推進するため、天然ガストラック5台を日産自動車株式会社の商用電気自動車「e-NV200」と転換した。
電気トラック車両のe-NV20は、これまでの1BOX車より低床である点が特徴的だ。乗降性や荷物の積み降ろしがしやすく、集配作業の効率化が期待できる。
また、防災用の電源供給機能を後部座席に備えているため、災害時にエリア内の非常用電源として利用できる。
(画像はプレスリリースより)
佐川急便株式会社プレスリリース
http://www2.sagawa-exp.co.jp/