英知を結集したエアドルフィン
JR東日本秋田駅(びゅうプラザ秋田)の屋上に風力発電機「エアドルフィン」が設置された。
ゼファー株式会社の「エアドルフィン」は世界最先端の小形風力発電機だ。開発のため、産学官共同研究「プロジェクトZ」が2002年に立ち上げられ、独立行政法人産業技術総合研究所、東京大学、東レ、日立金属、NTN、横河電機からメンバーが参画した。
約4年後にエアドルフィンが完成、いまでは、小規模再生可能エネルギーソリューションとして国内外で使用されている。
総重量18キロという超軽量設計により、乱流下でも風に追従でき、設置場所の選択肢も広い。システムには、変動の激しい風に合わせて瞬時に発電できる発電機や広い風速帯幅に対応する翼形を備え、高効率発電を実現している。
風力と太陽光ハイブリッド発電システム
同駅では2013年10月にゼファー社の太陽光発電の独立電源システムが導入され、100%太陽光発電を活用して西口正面にある駅名看板のライトアップを実施してきた。
ただし、冬季には点灯しない日が多かったことから、今回、風力と太陽光のハイブリッド発電化を決め、風力発電機を増設した。
これまでは、太陽光の発電した電気360Wが供給されて、LED照明9灯を点灯してきた。今回、太陽光360Wと風力発電1,000Wで発電能力は1,360Wになり、ライトアップする駅名看板を西口北側2灯、南側2灯追加し、さらに発電量表示ディスプレイ32インチも設置した。
(画像はプレスリリースより)
JR東日本秋田支社プレスリリース
http://www.jreast.co.jp/株式会社ゼファープレスリリース
http://www.zephyreco.co.jp/エアドルフィン
https://www.zephyreco.co.jp/jp/products/technology.jsp