EV急速充電スタンド設置
日本ユニシス株式会社は、山陰地区の観光、商業施設に電気自動車(EV)急速充電スタンドを設置して、充電インフラシステムサービス「smart oasis(スマートオアシス)」の提供を開始した。
これは大日本印刷株式会社(DNP)、株式会社ビジネスインフォーメイションガーヴァンとの協業で、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を観光振興に活用して、地域活性化を図るものだ。
同社の「smart oasis」は、ITで充電サービス管理や充電インフラの情報を配信する充電インフラシステムサービス。具体的には、利用者認証機能や課金機能、充電装置の位置情報、空き情報を提供する。
3社は、島根県松江市、出雲市、鳥取県米子市、倉吉市内の観光、商業施設に急速充電器10台を販売する。すでにサービスを始めた施設は、大漁市場なかうら(境港市)やサンテラス(隠岐郡)、JA鳥取中央ファーマーズマーケット(倉吉市)、日本庭園由志園(松江市)など。
サービスを連携
日本ユニシスは、充電インフラシステムサービスを提供すると同時に、他のサービス(カーシェアリングサービス、観光サービス、交通情報サービスなど)との連携で新たな地域交通サービスを構築している。
観光に役立つサービスでは、スマートフォンアプリ「デジタル妖怪スタンプラリー」やEV、小型EVの「カーシェアリング向けシステムサービス」を展開する。
DNPとは2012年の業務提携以来、「次世代ペイメント」、「デジタル広告」、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコマース」の領域で、企業のマーケティングを進化させる共同戦略「マーケティングプラットフォーム」に取り組んでいる。
今回のプロジェクトでは、充電インフラを元にした各種サービスを通して、地域社会に新たなマーケティングの形を提供している。
(画像はプレスリリースより)
日本ユニシス株式会社プレスリリース
http://www.unisys.co.jp/