国の補助と併用可に
東京都は、フロン類の漏えい対策である「省エネ型ノンフロン冷凍冷蔵機器(省エネ型ノンフロンショーケース)」を普及させるため、平成27年度は国補助と併用可能な都補助を実施する。
フロン類はエアコンや冷蔵庫に使用する冷媒をはじめ、多用途に活用されていたが、漏えいするとオゾン層破壊や地球温暖化などに影響するとされている。そのため、環境に与える影響がより少ない物質への代替が行われている。
省エネ型ノンフロン冷凍冷蔵機器は、二酸化炭素、水、空気など、自然界に存在する物質を冷媒に使用している冷凍、冷蔵機器で、同等の冷凍能力を持つフロン類を使用した機器より消費電力を5%以上削減する。加えて、別置型の陳列棚又は陳列ケースを備えたものだ。
補助の条件
補助の対象は中小事業者と個人事業者で、省エネ型ノンフロン冷凍冷蔵機器(省エネ型ノンフロンショーケース)を導入する場合に限られる。
都からの補助金のみの場合は、対象機器の設置にかかる経費の3分の1が補助される。ただし、区市町村等の補助があれば、その額を引いた上限額までとなる。上限は、1台当たり666万7000円で1事業者当たり5000万円まで。
国からの補助を併用する場合は、国の補助額の2分の1となる金額、あるいは、補助対象経費から同等のフロン冷凍冷蔵機器導入時の経費と国の補助額を引いた残額、いずれかの金額の低い方となる。
さらに、補助要件として、冷凍冷蔵機器の買い替えであること、既設機器の耐用年数が経過していること、など全5項目を満たす必要がある。
(画像はプレスリリースより)
東京都 プレスリリース
http://www.metro.tokyo.jp/省エネ型ノンフロン冷凍冷蔵機器導入費補助事業
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/