物流で協業
アサヒビール株式会社、キリンビール株式会社、サッポロビール株式会社は、東京都の一部エリアで小型車配送の共同化を実施することに合意した。
ビール業界でしのぎを削る3社だが、物流部門での環境負荷の低減と業務の効率化を目指して、このたびの協業を行う。
すでに、アサヒビール社とキリンビール社は、2011年8月から小型車配送の相互活用を展開してきたが、今回、サッポロビール社の拠点を新たに相互活用拠点とする。
通常、工場から卸店までの配送には10トン車以上の大型トラックを使用するが、都内の一部の地域では2~4トン車の小型トラックを活用している。そうした一部の小売店において、ビール系飲料や洋酒、ワイン、焼酎、清涼飲料水などを共同の小型車で配送する。
エリアを順次拡大
まずは、第1次として都内の足立区、台東区、墨田区、荒川区、文京区、葛飾区の6区で2015年6月16日から開始する。第2次の実施は2015年秋頃を予定し、都内の他のエリアへと対象範囲を順次広げていく計画だ。
この共同化に取り組むと、3社合わせて年間のCO2排出量を約137トン削減する見込みで、これは従来の排出量の約18%に当たる。また、配送距離が短縮される、積載率が向上するなどのメリットも期待される。
(画像はイメージです)
アサヒビール株式会社、キリンビール株式会社、サッポロビール株式会社 プレスリリース
http://www.sapporobeer.jp/