北大阪水素ステーション
大阪ガス株式会社は、都市ガスを改質して水素を製造する水素ステーション「北大阪水素ステーション」の運営を2015年4月22日から始める。
燃料電池自動車(FCV、Fuel Cell Vehicle)の一般発売に間に合うように、経済産業省の「水素供給設備整備事業費補助金」を受けて着工したのが、2014年7月。このたび、国内で初となる商用の都市ガス改質、水素ステーションが誕生した。
水素ステーションで水素をつくるオンサイト方式で、FCVに水素を充填する上に、マザーステーションとして、水素製造装置がない他の水素ステーション(ドーターステーション)への水素供給も行う。こうした供給により、同装置の稼働率向上が図れる。
高効率でコンパクトな水素製造装置
ステーションの設備は、水素製造装置、水素圧縮機、蓄ガス設備(蓄圧器)、ディスペンサー、水素プレクール設備、出荷設備で構成されている。
水素製造装置は、コンパクトで効率的な同社製「HYSERVE-300」を採用した。既設の天然ガススタンドに併設しているため、さらなる高効率性が期待できる。
水素の販売価格は、1キロにつき「1,100円」(消費税抜き)に設定した。同クラスのハイブリッド車にかかるガソリン代と同水準としているが、経済状況や販売状況でこの価格は変更されることがある。
(画像はプレスリリースより)
大阪ガス株式会社 プレスリリース
http://www.osakagas.co.jp/