電力ビッグデータを活用
KDDI株式会社と株式会社KDDI研究所、三重県桑名市は、経済産業省の「大規模HEMS情報基盤整備事業」の一環で、電力ビッグデータを活用した実証事業を2015年5月中旬から開始する。
KDDIはコンソーシアムの幹事企業4社の内の1社として、2014年9月に事業を開始し、構築したHEMS (Home Energy Management System)を全国のモニター約14,000世帯に導入してきた。
HEMSは家庭の電力データを一元的にクラウド管理する情報基盤システムで、エネルギー使用量をパソコンやスマートフォン、タブレット端末で表示する「見える化」やエネルギー消費機器を自動調整、制御する「節電、省エネルギー化」を実現するシステムだ。
各種サービスを提供
KDDIと桑名市は約14,000世帯のモニターからの電力ビッグデータを活用して、「電力の見える化」や「節電アドバイス」を実施し、「テレビのデータ放送との連携サービス」や「高齢者の見守りサービス」、「地域商店街への来店促進サービス」などをサービス提供事業者を介して提供する。
電力ビッグデータはKDDI研究所独自の解析技術で分析する。この技術により電力消費パターンを統計解析すると、世帯属性(子供や高齢者の有無など)、起床や就寝に関するライフスタイルや状況を推測することが可能で、それぞれの家庭に合わせた節電アドバイス、サービスを提供できる。
KDDI研究所では、プライバシーを保護するため、モニターが設定したプライバシーポリシーに従って電力データの提供を制御する機能「プライバシーポリシーマネージャー」も提供する。
(画像はプレスリリースより)
KDDI株式会社、株式会社KDDI研究所、三重県桑名市プレスリリース
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