運行情報をホーム、改札以外でも確認可能
日本信号株式会社は、東京メトロのホームとコンコースの自動旅客案内装置向けに、薄型、省電力の情報表示システム「HALF LCD eco」を受注したことを2015年8月20日に発表した。
このシステムは日比谷線全駅と千代田線全線にて、2016年3月中旬以降に稼働する予定である。
LCD(液晶ディスプレイ)の表示の豊かさをもつ「HALF LCD eco」は、列車の運行情報や地震、落雷などの災害時の「緊急情報」の表示に加えて、動画・音声の再生などを通したインフォメーションの提供で、案内ディスプレイの新たな形を提案している。
また、薄さ65mm、重さ約16kgという省スペース設計により、駅構内や駅ナカや駅チカをはじめ、さまざまな商業施設や通路での設置が可能となっている。駅のホーム、改札まで行かずに、ホテルやレストラン、デパートなどで列車の情報を得られる、駅のトータル情報提供システムとして期待される製品である。
HALF LCD ecoの特徴
薄型情報表示システム、HALF LCD ecoは、画面に低消費電力LEDバックライトを採用しているため、消費電力は75wと、駅構内での電力コストを削減する。
薄型技術で横設置、縦設置のどちらにも対応するため、柱や横幅に制限のある場所や天井にも設置でき、場所の制限が少ない。1画面に多くの情報量を取り込める横長表示で、駅コンコースや電車内に適している。
さらに、構造物や支持体に負担の少ない軽量で安全性が高い。液晶パネルには損傷から保護する強化ガラスを採用している。
(画像はプレスリリースより)
日本信号株式会社 プレスリリース
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