香川大学発ベンチャーに出資
合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルは、ソーラーパネル自動清掃ロボットを開発する香川大学発ベンチャー株式会社未来機械(以下、未来機械)への出資を決定したことを2015年8月31日に発表した。
これは、研究開発型ベンチャー企業に投資するため、同社が管理運営するベンチャーキャピタルファンド「次世代日本先端技術育成ファンド(リアルテック育成ファンド)」の第一号の投資先としたもの。
同ファンドは、未来機械が進めるソーラーパネル清掃ロボットの量産化に出資する。また、ファンドの出資企業と連携して、中東諸国などで未来機械が展開するマーケティング・販売に対しても支援を行う。
ソーラーパネルの砂塵を清掃
中東諸国では再生可能エネルギーとしてソーラーパネルを設置する大規模なプロジェクトを計画している。その一方で、ソーラーパネルに砂漠地域特有の砂塵が付着すると発電効率が低下する点、砂塵の清掃には確保が困難な水資源を必要とする点が課題だった。
未来機械のソーラーパネル自動清掃ロボットは、内蔵された特殊な回転ブラシで水を使わずに砂塵を除去する。ソーラーパネルの上に置いてスイッチを押すと、自動走行して隅々まで清掃し、清掃の終了時にはその場で停止する。軽量のため大人一人で持ち運びができ、内蔵バッテリで最大約2時間(約400平方m)稼働する。
すでに、中東3か国で試作機をテストして高評価を得ている。未来機械は2016年度中に量産化し、2021年には30億円の売り上げを目指す考えである。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ユーグレナ プレスリリース
http://www.euglena.jp/updates/news/20150828/株式会社未来機械 プレスリリース
http://www.miraikikai.jp/#!blank/c19dj