焼却時のCO2発生を削減
衣料用商品パッケージを手がけるテンタック株式会社は、2015年9月8日、「エコナノ」技術を用いた商品パッケージ「エコナノパッケージ」をインナー、肌着、シャツなど向けに新規にラインアップ、2015年9月上旬から受注すると発表した。
「エコナノ」技術は、燃焼により発生したCO2がそのまま放出されずに、炭素のかたまりになって灰に残留するというナノ技術。
東京理科大学の阿部正彦教授と同大から生まれたベンチャー企業アクテイブ、サトーホールディングス株式会社が共同開発し、サトーグリーンエンジニアリング株式会社が販売する。この技術を初めて商品化した「エコナノラベル」はすでに11,000社が採用している。
エコナノ技術を導入
このたび、同社は「エコナノ」技術を用いた「エコナノパッケージ」を受注販売することになった。この製品は、アパレル業界初のCO2削減効果をもち、焼却処分した時に発生するCO2は通常製品より約60%削減する。
同社の衣料用商品パッケージは、企画から製造・小売りまでを行うSPA企業や大手小売りなどをクライアントにして幅広く展開してきた。今後、環境や健康、安全性に重点を置くことで国際的に通用する企業を目指す考えで、エコ素材のパッケージへの切り替えを決定した。
今回の採用は一部だったが、将来的には全ての衣料用商品パッケージに導入する予定である。
同社は、環境に配慮した新製品の特性がアピールするアパレルブランドなどを対象に訴求する方針で、初年度(2015年度12月期)の受注量は1,000万枚を見込んでいる。
(画像はプレスリリースより)
テンタック株式会社・サトーグリーンエンジニアリング株式会社 プレスリリース
http://www.sato.co.jp/topics/2015/09-08-co260.html