エネルギー自給が課題
本田技研工業株式会社(Honda)は、2015年10月19日、マーシャル諸島共和国政府と共同でEV充電関連技術の社会実証実験を開始すると発表した。
太平洋島しょ国の国々にとって海面の上昇は深刻な事態であり、それ故に、CO2排出量の削減を喫緊の課題と受け止めている。また輸入頼みとなっているエネルギー供給についても、輸送費用などのコストを考えると、自前で調達することが必要とされる。マーシャル諸島共和国も例外ではない。
実証実験を開始
今回、Hondaは、経済産業省の支援で、平成27年度エネルギー需給緩和型インフラ・システム普及等促進事業として、マーシャル諸島共和国のエネルギー自給を目指した実験に取り組む。
プロジェクトでは、電気自動車「フィットEV」と太陽光発電に対応したAC普通充電器「Honda Power Charger」を導入することで、燃料消費量およびCO2排出量の低減を図る。さらに、同国に電動化モビリティを普及させ、充電関連インフラを整備する可能性について検証する。
10月19日、現地時間の午前11時にマーシャル諸島共和国政府庁舎前でオープニングセレモニーが行われ、同国のクリストファー・ロヤック(Christopher Loeak)大統領や光岡英行在マーシャル諸島共和国日本国大使館特命全権大使、Honda代表取締役会長池史彦が出席した。
(画像はプレスリリースより)
本田技研工業株式会社 プレスリリース
http://www.honda.co.jp/