世界最先端のスマートシティに
ミネベア株式会社(以下、ミネベア)と大崎電気工業株式会社(以下、大崎電機)は、2015年11月5日、カンボジア王国の首都プノンペンにおける「プノンペンスマートシティ構想」に活用する技術開発の協業に合意したと発表した。
ミネベアは、環境省の「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism, JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業」に採択(内定)される事業として、プノンペンのスマートシティ化に取り組もうとしている。
これに関連して、三菱重工業株式会社とは、2015年10月22日、ICTによる道路交通ソリューション技術での協業に合意している。今後、3社がもつ最先端技術を用いることで、カンボジアでのスマートシティ事業を世界で最新鋭のショーケースとする計画である。
プノンペンをスマートシティ化
「プノンペンスマートシティ構想」は、プノンペン市内やアンコールワット周辺など5カ所に約9,000本のLED街路灯を設置し、通信基地として機能させてプノンペンをスマートシティ化するというもの。
高効率のLED街路灯で電力使用量を劇的に削減すると同時に、遠隔制御の無線ネットワークにより調光制御を自動化する計画である。大崎電機の電力量計(スマートメーター)に関する多様な技術が、構想の実現に貢献すると期待されている。
ミネベア株式会社・大崎電気工業株式会社 プレスリリース
http://www.minebea.co.jp/