ホームエネルギー・マネジメントシステムが脚光を浴び始める
政府が2030年までにホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)を全世帯に普及を目指すとして発表。家電メーカー各社の製品投入も相次ぎ脚光を浴び始めている。
ホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)とは?
ITを使って、家庭で使用するエネルギー消費機器を効率的に運転させることで省エネルギーを進めるシステム。
割高なコストが大きな課題だが経済産業省が補助金を出すなどして普及に努めている。
売れ行き好調なHEMS
SankeiBizによると、HEMS導入により一般的な節電効果は5~10%程度。電気料金値上げを見越し補助金効果も有り、売れ行きは好調だという。
各メーカーの動き
パナソニックは10月に家電などの自動制御機「AISEG(アイセグ)」を発売、受注が好調のため販売目標(1万セット)達成を前倒しできる勢いだ。
東芝ライテックは「フェミニティ」を展開、4月までに約8000セットを販売。その他では住宅メーカー、通信会社が参入しているという。
普及率は1%未満の現状
政府は2030年代に原発稼働ゼロを掲げ、HEMSの全世帯普及の必要性を訴えているが現状の普及率は1%未満。価格は数万円~30万円程度と高価であり補助金がないと普及は難しいという。
省エネ強化のためにもHEMS普及に大胆な支援策が新政権に求められる。
パナソニック
http://sumai.panasonic.jp/hems/aiseg/index.htmlSankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp