ミドリムシからプラスチックが!
地球温暖化が問題視されている今でも、全世界で約2.3億トンのプラスチックが従来のまま石油由来で生産されている。
「独立行政法人 産業技術総合研究所(以下、「産総研」)」は9日、微細藻の一種・ミドリムシを主原料として、それに変わる微細藻バイオプラスチックを開発したと発表した。
環境にやさしいバイオプラスチック
開発は、独立行政法人「科学技術振興機構(JST)」の先端的低炭素化技術開発の研究テーマ「非食用の多糖類を利用したバイオプラスチックの研究開発」の一環として、「産総研」をはじめ「日本電気株式会社(以下、「NEC」)」、「国立大学法人 宮崎大学農学部」が共同で行っている。
今後は、耐熱性や強度などを高めた実用的な微細藻バイオプラスチックの開発に取り組む他、ミドリムシの効率的な培養方法など微細藻バイオプラスチック製造に不可欠な技術について研究を続ける。
編集部 つつみ さえこ
「ミドリムシを主原料とするバイオプラスチックを開発」独立行政法人 産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130109/