米国マクドナルドのフィレオフィッシュの魚は全てエコ
売り上げ不振に見舞われている米国ファストフード大手のマクドナルドが1月30日に米国内で販売するフィレオフィッシュの原料など全ての魚を、MSCエコラベルがついたものに変えると発表した。MSCエコラベルは資源管理や環境保全に配慮して生産されたことを表す「海のエコラベル」の一つで、「海洋管理評議会(MSC)」の認証を取得した製品のみに付けられるマークだ。
写真は
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材料魚・ホキの絶滅危機
人気メニュー、フィレオフィッシュの原料としてニュージーランドのホキを年間700万キロ使い、海洋団体らがこのままホキを捕獲し続けると、絶滅する危惧もあると警告をしていた。
今回の発表は乱獲で漁業資源の減少が進む中、資源保護や環境保全重視の姿勢を消費者に示すのが狙いだという。これによりMSC認証水産物の市場が拡大する事になる。
全米店舗でスタート
産経ニュースによると、米国マクドナルドは既に約14,000の全米店舗でMSC製品認証を取得しており、2月から認証を受けた漁業からの製品限定で、パッケージも青い魚をデザインしたMSCエコラベルがついたものに変える。
MSCラベル
青いマークで、いつまでも魚を食べ続けることができるように、海洋の自然環境や水産資源を守って獲られた水産物に与えられる認証エコラベル。消費者がこのラベルの付いた水産物を選ぶことで、厳しい取り組みをしている漁業者を支えることになる。
Mcdonalds
http://www.mcdonalds.com/us/en/home.html