北海道・東北に風力発電を10年で3倍に増やす
太陽光に並んで期待されている風力発電。今回、政府が官民一体となり北海道と東北地方に今後10年程で国内風力発電の設備を現在の3倍(約750万キロワット)に増やすと読売新聞が報じている。
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北海道や東北地方を選んだ理由
北海道や東北地方の沿岸部は強風が安定して吹くために風力発電の適地。北海道電力・東北電力が送電線を設置し風力発電と今ある電線網と結んでいる。
しかし、更に送電線を増やすには資金繰りが難しいため、政府が商社などの民間企業が設立する風力発電事業者から利用料を集め送電網設置を図ることにした。
国が半額を補助
政府は地区を指定し(北海道北部・青森県の下北半島・津軽半島・秋田県沿岸)、地域ごとに設立される特別目的会社が送電網を整備して行き、整備費の半額を国が補助する。
政府の試算は、風力発電の発電コストは液体天然ガス、火力発電などと同程度だという。
風力発電
比較的設備費が安価で済み、クリーンなエネルギーの風力発電だが、デメリットは騒音、動植物への影響、景観への配慮などが上げられる。最新の大型風車だと1基で2000~3000KWの発電能力があり、広い敷地では10~20基の設置が出来るという。
経済産業省
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