東京ガスが「エネファーム」を集合住宅向けに発売
東京ガスが業界で初めて、マンションなどの集合住宅向けの家庭用燃料電池「エネファーム」を発売する。近年、エネファームは販売台数を伸ばしており平成24年度の申込件数は約2万件だという。
エネファームとは?
都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させ、電気をつくり出し、発電の際に発生する熱でお湯をつくり、給湯に利用するシステム。
エネファーム導入でマンション購入者の実質負担額は、国の補助金などを含めると150万程度の見通し。標準家庭では年間光熱費を約6万円削減でき、年間CO₂排出量を1、3トン削減できるという。
新築時に据え置きで販売
東京ガスの新機種は配管などが集まるパイプスペースに収まる小型の機種(従来機種より部品を2割削減)で新築時に据え置きで販売する。コストも従来程度かそれ以下に抑える。
価格の高さと機種の大きさが難点のエネファームだが、集合住宅の普及が進めばマーケットは一挙に拡大し価格はもっと下げられると期待されている。
東京ガス エネファーム
http://home.tokyo-gas.co.jp